示談交渉にかかる期間について
ご相談を受ける中で弁護士に依頼した場合、示談交渉で解決するまでにはどのくらいの期間がかかるかという質問を受けます。
示談交渉にあたりどのような資料を収集するかにもよりますが、一般的なケースの目安として、治療が終了(症状固定)してから1ヶ月から4ヶ月程度かかります。多くの事案で2ヶ月くらいで示談交渉の終了の目途がついていることが多いです。
もっとも、事案によってはこれ以上の期間がかかるケースもあります。賠償額が大きい場合、争点が複数ある場合、後遺障害の申請をする場合、後遺障害に争いがある場合、過失割合を検討するために実況見分調書を取得したりする場合等は資料の収集に時間を要したり、交渉が複雑化する関係で、更に時間がかかります。
示談交渉の終結の目途がついた時点で、その後、示談締結をするのか、更なる適切な賠償を求めてADRや裁判をしていくのかを決めていきます。
仮に裁判になった場合は、裁判開始後、判決が出るまで半年から1年半程度かかります。多くの事案では、争点が複数対立することがほとんどですので1年程度はかかることが多いです。