インターネット上で前科、前歴が報道された場合の対処
逮捕された場合、起訴された場合、処分が決まった場合等、犯罪行為に関わったことが実名でインターネット上で報道され、その後、匿名掲示板等で拡散していくことがあります。
インターネット上の報道はそのまま放置しておくと情報は残り続け、多かれ,少なかれその後の生活に影響が出ることになります。
今の時代、就職活動や縁談等では事前に名前をインターネットで検索する人々もいるため、その影響で就職が出来ない、縁談が破談になった等苦しむ方も多いです。
こういった場合、報道の削除を検討することになりますが、すべてのケースにおいて前科、前歴の報道の削除が可能というわけではありません。
報道されてからの経過期間、前科・前歴の罪名、逮捕に留まるのか、起訴までされたか、実刑になったのか、実刑だとしても刑の消滅期間を経過しているのか、現在の更正状況等によって削除可能性が変わります。
また、掲載されているWEBサイトの属性(新聞社か、匿名掲示板か、管理者の所在地が国内か海外か)、当時の職業、社会的関心度の高い事件か否か等によっても削除可能性が変わります。
前科、前歴がインターネット上に報道され、当該記事の削除を希望される方は弁護士にご相談ください。